現場の作業負担を減らし業務効率化を図り、現場から働き方改革を目指す!

左から東京支店 つくば作業所 本田所長、古関さん、本社 技術センター工務支援部 森崎さん、荒井部長

佐藤工業株式会社

1862年創業、「建設品質。」をキーワードに建築、土木、コンサルティングなどを請け負う総合建設会社である佐藤工業株式会社。ICTを利用して働き方改革を推進しています。 今回「Photoruction(フォトラクション)」を導入したきっかけや導入後の変化について、本社 技術センター工務支援部 荒井部長、森崎さん、実際に現場で利用いただいている東京支店 つくば作業所 本田所長、古関さんにお話を伺いました。

現場での作業の負担を減らしたい

―Photoructionを導入する以前の課題を教えてください。

荒井部長:
会社全体で、生産性を上げるために働き方改革を行っています。
各現場での作業を効率化し残業を減らすため、現場から切り離してできる業務を本社技術センター工務支援部で代行し支援していくことにしました。その一環で、現場での作業負担を減らすためのアプリやICTツールの導入を検討していました。

森崎さん:
現場の仕事を支援するために、現場の写真管理、配筋検査など、タブレットを使って進めていきたいと思っていました。会社でタブレットの利用は推奨していたのですが、まだデジカメを使っていたり、作業所ごとに異なるアプリを使っていたり、アプリを何個も使っていたので管理が煩雑になってしまい、結局使われていないとうことも起きていました。実際、会社で定めたアプリもなかったため、どのアプリやツールを使うかは、現場それぞれに任せていたというのもあって、現場が変わると対応できないという問題もありました。

 

オールインワンのアプリを使うことで煩雑さ解消。サポートの心強さが導入のポイント

―数ある選択肢の中から、Photoructionをお選びただいたポイントを教えてください。

本社 技術センター工務支援部 荒井部長(右)森崎さん(左)

森崎さん:
色々とアプリを探している時に、フォトラクションさんの記事を拝見し、興味を持ちました。Photoructionは、使い方に汎用性があって出来ることが多そう!と思ったのが最初でした。
検討段階で、それぞれの機能に特化したアプリをいくつか組合わせて使ってみようかとも考えたのですが、よく使う機能、例えば写真管理機能、図面機能、検査帳票を作る機能などは一体化されていた方が便利だなと常々思っていたこともあり、Photoructionはひとつのアプリで実現できるので、そこに魅力を感じました。図面上でピンを立てたり、写真を紐づけたりなどが簡単にできるので、現場でも使いやすいと思いました。
また、タブレットでもWEBでも情報がリアルタイムで見られるので、現場でも事務所でも情報を共有できるし、アカウントの菅理もしやすいので、現場の支援活動がに適してると感じ、Photoructionの導入に至りました。

荒井部長:
現場の仕事を切り離して支援していくという目的があったので、黒板を作る作業を現場以外で作成することが出来たり、私たちの部署で現場を支援するためにPhotoructionの機能を活用できると思いました。
また、フォトラクションの話を聞いた時に、サポートもしっかりしていると感じました。多くの現場に導入を考えてた時に一緒に導入やその後のサポートをしてくれるのは心強いと思ったのも導入を決めたひとつです。

 

現場と管理側の情報共有が円滑になり作業効率アップ。次の現場でも使いたいとの声が!

―それでは、実際にPhotoructionを使ってみた上での感想を教えてください。

東京支店 つくば作業所 本田所長(右)古関さん(左)

古関さん:
現場では工事黒板を持ったり、カメラ持ったりと持ち物が多かったのですが、アプリを入れたタブレットだけになり楽になりました。今は、写真管理の機能をメインに使っているのですが、履歴から情報を出すことができ、他の人がどのようなアングルで写真を撮っているかなども見ることができるので、直感的にも使いやすいと思います。また、撮った写真をどこでも確認することが出来るので、管理者や設計部門にその場ですぐに確認してもらえるし、例えばもっとこういう角度の写真が良いとの意見が上がっても、現場側ですぐに対応できるというのは、かなり作業が楽になりました。今までは写真を印刷して書類を作って提出するという作業が発生していたし、もっと違う写真が良いとなっても撮れない場合もあったので、情報を共有できるのはありがたいです。
検査書類の機能など、まだ使い慣れていない機能もありますが、トータルで作業効率が上がった気がしています。次の現場でも使っていきたいですね。

本田所長:
工事写真は、以前は担当者がちゃんと撮っているか、撮る場所は合っているかなど、すぐには分かりにくかったのですが、フォトラクションを使うことですぐに写真がクラウドにアップされるので、確認がすごく便利になりました。管理側も現場に来なくても状況を確認できるし、事前に現場の状況の確認も出来るので、現場の人たちも管理する人たちも楽になったと実感しています。

森崎さん:
帳票は作りやすくなったし、写真管理の機能は使いやすいという声をよく聞きます。現場での作業を支援するとういう目的にも寄り添えているのではないかと思っています。

 

現場でのノンコア業務を減らし、作業効率を図って建設業界の働き方改革につなげたい

―それでは最後に、Photoructionに期待することと、今後の展望についてお聞かせください。

本田所長:
最初は使い方を覚えたり、設定を覚えたりしないといけないですが、導入時にサポートをしてもらえれば、抵抗なくみんなが使用できるので、必ず使うというものにしていきたいですね。

荒井部長:
写真管理以外に、黒板の準備や配筋写真の準備など、現場から切り離して技術センターで支援できる業務があることを社内でもっと広めて、現場の残業を減らしていきたいですね。
技術センターで支援しながら、現場との連携を強化しPhotoructionを使う現場を増やしていきたいと思います。
建設業界では、まだまだ古いやり方も残っていますが、これからはPhotoructionなどの便利なICTツールを使って、現場での作業負担を減らし、ノンコア業務に費やしていた時間をコアの作業にあて、それによって作業効率を図りたいですね。またこういった流れが弊社だけではなく、建設業界の働き方改革につながっていけば良いと思っています。

 

―今後も業務効率化のサポートをさせていただければと思います。お忙しい中、貴重なお時間をありがとうございました!