お知らせ

2020-10-23  【事例紹介】

国内でも海外でもシームレスで使えて、遠隔での安全・品質管理を実現

下記のような課題を改善したい企業様におすすめの記事です】
・海外の現場で活用したい
・遠隔で安全・品質管理を行いたい
・社内のオリジナル書類を使用したい

1804年に創業された清水建設株式会社。越中富山の大工であった初代清水喜助が江戸・神田鍛冶町で開業したことに始まりました。創業以来、数多くの建造物を世に送り出してきており、東京・新宿の「モード学園コクーンタワー」やシンガポールの「CHANGI GENERAL HOSPITAL MEDICAL CENTRE」など多岐にわたる施工実績があります。
今回は、現在国際支店で業務に取り組まれているグローバル事業推進室 情報システム部 企画推進グループ グループ長 武井英明さん、ジャカルタ営業所所属、現場所長の山田眞基さんと現場担当の田住亮さんにお話を伺いました。

清水建設株式会社 ジャカルタ営業所 現場所長 山田 眞基 氏

国内でも海外でもシームレスで使えるサービスであること

―数ある選択肢の中から、Photoructionをお選びただいたポイントを教えてください。

山田さん: 従来使用していたシステムは、導入時のコストや、情報の伝達やアップデートに時間がかかったりなど、スムーズにいかない部分がありました。Photoructionは、初期導入費が安価でしたし、課題であった情報の伝達とアップデートが早かったのも選んだ理由です。

武井さん:清水建設は日本国内全現場へのタブレット導入等、ICT活用による生産性向上に取り組んできました。3~4年前から海外の現場でもICT活用に取り組み始め、日本で導入しているサービスを利用しようと試みましたが、海外では対応できない部分などがありました。様々なサービスを探す中で本社の担当者経由でPhotoructionのことを知り、問い合わせたのがきっかけでした。

その後、社内テストをおこないPhotoructionであれば、既存のシステムを置き換えられ、海外現場でも使用できるのではないかと思いました。施工管理に必要な情報を一元管理できるためコスト削減が見込める点も評価し、Photoructionを選びました。

清水建設株式会社 グローバル事業推進室 情報システム部
企画推進グループ グループ長 武井 英明 氏

もう一つの導入の決め手はフォトラクション代表の熱意

山田さん:それともう一つは、会社の代表が海外の現場まで来てくれた行動力、意欲、熱意に心を打たれましたね。

武井さん: 私も導入説明と現場見学にフォトラクション代表の中島さん、営業担当の野崎さんと加藤さんの3人でインドネシアのジャカルタとシンガポールに実際に足を運んでくれたことに熱意を感じ、フォトラクションのみなさんの行動力に感動しました。
フォトラクションのみなさんは、我々とワンチームになっていただける企業だと思えたことが導入を決めた大きな理由です。

遠隔でのタイムリーな安全・品質管理、カスタマイズ性の高さが強み

―それでは、実際にPhotoructionを使ってみての感想をお聞かせください。

武井さん:自由なフォーマットの書類作成ができる「フィールドレポート」等、カスタマイズ性が高いことが魅力だと感じています。現場ごとにカスタマイズできるところに使い勝手の良さを感じました。既にジャカルタの複数現場でこの機能が活用されています。

田住さん:今までは大量の写真をパソコンでフォルダ階層にして管理していたのですが、Photoructionは写真をタグでフィルタ分けして管理できるため検索性が高く使いやすかったです。

また、海外では日本ほど通信環境が安定していません。特に現場内だとその傾向が強く、通信できない場所も多いです。ICTツールを導入しても通信環境がないため作業ができないとなると導入する意義そのものが危うくなってしまいます。その点Photoructionは通信環境が悪い時はオフラインで写真撮影や検査等の作業をして、通信環境が回復した時にデータ同期を行うことが可能なので大変助かっています。

清水建設株式会社 ジャカルタ営業所 現場担当 田住 亮 氏

―清水建設さんはジャカルタの現場でPhotoructionをご利用いただいています。
新型コロナウイルスの影響を受け、現場に戻れないといった状況が続き、遠隔でどのように安全・品質管理を行うか課題になっていたそうです。
Photoructionの活用により、現場での各作業の施工状況をタイムリーに写真付きで確認できるようになり管理に役立っているという嬉しいお言葉をいただきました。

海外の現場でも使えるサービスを目指して共に協力していく

―現在、フォトラクションは海外現場での利用を意識したシステムを開発中です。みなさんが期待するシステム像を教えてください。

山田さん:日本でも海外でも同様に品質管理は重要な業務です。さらなる業務効率化を目指すために、現場のニーズに沿ったシステムを求めています。
国や言語の壁を越え、且つ操作性良く使うことができること。理想はとにかく使いやすい事、シンプル・イズ・ザ・ベストなシステムですね。海外現場での現状課題を解決するようなカスタマイズ機能の向上にも期待しています。

また、私たちが担当する現場は規模が大きく、膨大な量のデータをやり取りします。よって現場でも使い勝手が良いシステムである事が必要です。また、躯体工事だけでなく仕上げ工事から竣工までサポートできるワンストップなサービスであることを期待しています。

より良いシステムになるよう海外現場の課題等の情報共有を行いながら、弊社も協力していきたいと思っています。

田住さん:システム開発の中でも、配筋検査システムに期待しています。
誰が検査者であっても一定の品質を担保できる品質管理の補助ツールとして、ヒューマンエラーが起こった際もサポートしてくれるシステムになると良いですね。

実際に配筋検査システムのデモを使用してみての感触ですが、検査者の検査コメント、検査写真の履歴がPhotoruction上には残ります。また、是正指示に対するレスポンスの履歴もクラウド上に残り、検査者本人だけではなく管理者など誰でもその履歴を確認できるため、検査そのもの透明性が高くなると感じました。

配筋検査は①検査の準備、②検査、③検査の承認の流れで進みます。この流れが円滑になれば配筋検査の質向上につながります。Photoructionには②検査だけでなく、①検査の準備と③検査の承認の部分に関しても手厚くサポートする機能の開発に期待しています。

建設業界の持続可能な発展のために、品質管理ルール等の共通部分の標準化に取り組みたい

―それでは最後に、Photoructionに期待することと、今後の展望についてお聞かせください。

山田さん:清水建設には「論語と算盤」という社是があり、その精神が受け継がれてきました。また、経営理念に「真摯な姿勢と絶えざる革新志向により社会の期待を超える価値を創造し持続可能な未来づくりに貢献する」を掲げており、この方針のもと、事業を行うことで品質を確保し、清水建設の価値、現場と人を育てています。
また清水建設は、SDGsへの取組みの一環として、これから先の10年先へ向け、時代を先取りする価値を創造し、スマートイノベーションカンパニーとして、持続可能な未来社会を実現したいという目標があります。

海外での事業展開にあたり、海外の文化、国民性の違いなどに対し、どのように彼らの文化を学び、融合と対応をしながら、如何に価値を高めていくかを考えてきました。
現場管理とは、品質はもちろん安全管理も重要です。その管理を徹底するにはどうしたらよいかというと、やはりルールを守ることが大切です。
私が入社して5年目の現場で、その時の所長が言っていた現場管理の方針として、「A(当たり前)、B(ぼんやりしない)、C(ちゃんとやる)」があります。これが根本なのですが、これを関わる人全員に守らせる、ましてや海外の文化や言語、地域などの違いがある中で、それを守らせて日本の水準の建物、日本と同様の品質を保つのは難しい。日本の常識は通じないなか、どのように対応していくかが課題になっています。
どのようにスピーディーにフレキシブルにスムーズに対応していくのか、ICTツールはその課題解決の糸口になってほしいと思っています。

建設業界は、IT化が遅れていますが、そういったところを変革しなければならないし、挑戦していかなければならないと思っています。
それに挑戦していくパートナーとしてフォトラクションがあると思っています。国境を越えて、文化を超えて、言語を超えて、使えるシステムを一緒に作っていきたい。フォトラクションに期待をしています。

武井さん:建設業界で課題となっている品質管理のルール等の標準化に向けて頑張ってもらいたいです。今後、建設業界のIT化は急激に進んでいくと思いますので、Photoructionはその中心システムとして、建設業界のITを担うスタンダードサービスとなって欲しいです。

田住さん:私が入社した当時、全現場にタブレットが導入されました。そのこともあって、入社した時から業界・業種の形を変える転換期が始まっていると肌で感じながら日々業務にあたっています。今後、フォトラクションとは業界の発展のために一緒に協力していきたいと考えています。

―今後もシステム開発等を通して現場で働く人にとって使いやすいサービスを目指し、建設業界をより良くしていきたいと思います。お忙しい中、貴重なお時間をありがとうございました!