3日かかっていた写真台帳作りが2時間に!更なる残業時間の短縮を目指し、ワークライフバランスの充実を推奨していきたい

技術部 小西部長(左) 技術部 吉村さん(右)

ヤマハサウンドシステム株式会社

大規模音楽ホールや劇場、スタジアムなどの業務用音響設備のプランニング・システム設計・施工・調整・保守などをワンストップで行なっている音響設備会社のヤマハサウンドシステム株式会社様。「Photoruction(フォトラクション)」を導入したきっかけや導入後の変化、今後の展望について、技術部 小西部長、吉村さんにお話をお聞きしました。

業務の無駄を削減し、業務改善をしていきた

Photoructionを導入する以前の背景や課題を教えてください。

小西さん:

全体での話で言うと、やはり2024年の残業規制に向けて残業を減らしていかないといけない、働き方改革、業務改善をしていかないといけないという課題がありました。
部の中で業務改善をするにはどうしたら良いか検討していたところ、状況を打破するために前向きに考えている若手社員が多く、さまざまな意見が多く出てきました。どうしても上の立場で考えると、人を増やすとかいった単純な発想をしてしまうのですが、現状の作業の効率化を図るための意見が多く出てきて、まずは作業の効率化を図るためにITツールやサービスを導入していこうとなりました。

吉村さん:

作業の話で言うと、例えば、写真に関しては、スマホで撮ってPCに移して、1個ずつ内容も全部入力して写真台帳を作成していました。今考えても大変な作業でした。現場での作業も忙しいし、事務所に戻ってからの書類作成などにも時間がかかっていました。その作業が残業時間につながっていたと思います。そういった部分をまず変えていきたいと思っていました。

欲しい機能を実現できる、シンプルで使いやすいサービス

―数ある選択肢の中から、Photoructionをお選びいただいたポイントを教えてください。

小西さん:

元々、施工管理のクラウドサービスが色々あるのは知っていました。ただ、当社ではまだ導入ができていない状態でした。吉村などの若手社員がこういったサービスを導入することにとても前向きで、様々なサービスを検討してくれました。

当社が欲しい機能というのが明確にあったのでそれを叶えるといった観点で、いろんなサービスを見ました。サービスによっては正直この機能は使わないよね、といった機能などもあって、なかなか決め手になるものがありませんでした。そんな時に展示会でPhotoructionの説明を受け、Photoructionであれば当社 が欲しい機能が揃っていて要望を叶えられると思いました。

吉村さん:

まさにそうでした。機能がたくさんあると操作が複雑化して利用するハードルが上がってしまうということになりかねない、というのは懸念事項であったので、必要な機能を分かりやすく使えるものを求めていました。Photoructionは操作がシンプルで、UIもスタイリッシュだったのと、写真機能だけでなく、書類機能、フィールドレポート機能、図面、書類、工程表など、使い方によって有効的に活用ができるのではないかと思い導入に向けて動きました。

情報共有が簡単にでき、作業の効率化ができた

―実際にPhotoructionを使ってみた上での感想を教えてください。

吉村さん:

利用率が高いのは写真台帳を作成できる書類機能です。今まで写真はアナログな管理をしていたのですが、Photoructionのアプリで写真を撮れば写真台帳まで作成できるというのはかなり助かっています。

また、図面機能を使って社内だけではなく、協力会社さんとも情報の共有をしています。
データでの共有ができるようになり紙での出力がなくなったのは、ペーパーレスへの取り組みといった側面に留まらず、常に最新の情報を共有できるというメリットがあります。紙で出力し共有しているとどうしてもバージョンの管理が難しく、人により古いものを見ていたりなどといったこともあったのですが、常に最新の情報を提供することができ助かっています。

日々の安全書類の電子化にもPhotoructionのフィールドレポートを活用しています。協力会社さんへの安全作業指示書はフィールドレポートで情報共有をしています。今までは別に書類を作っていたので、フィールドレポート機能で作業自体が楽になりました。 フィールドレポート機能は、当社にはかなり有効で必要な機能だったので、もっと活用していきたいと思っています。

小西さん:

Photoructionはリアルタイムで現場の写真を見ることができるので、入ったばかりの社員は現場の雰囲気を掴むためにも便利に活用しています。現場の進捗状況も確認できるので、現場の管理にもかなり有効ですね。

マニュアル不要のシンプルさで導入もスムーズに

導入時に困ったことはありますか?また社内への導入をどのように進めましたか?

吉村さん:

みんなが望んでいた機能やサービスだったこともあり、導入にはさほど困ったことはありませんでした。私もみんなに説明する時に、触ってみたら分かると思うので触ってみてくださいと、個々に任せていました。でも、直感的に使うことができていて、マニュアルを読まなくても簡単に使えるのは、とても良かったです。

小西さん:

こういったサービスを導入すると、苦手意識を持つ人が少なくとも出てくるのですが、Photoructionは直感的に操作できるということもあり、そういった人たちにも浸透するのが早かったですね。 利用者から使い方に関しての質問が出てくるというより、もっとこういう使い方をしたいと要望が上がってくるのですが、それはみんなが期待しているからこその意見だなと思っています。

残業時間が激減、リアルタイムのやり取りで無駄の削減に成功

―Photoruction導入後、どのような変化がありましたか?

吉村さん:

繁忙の時期の一番のピークは竣工間際で、現場も忙しい上に事務所に戻ってからの書類作成もあって、結果的に今までは残業につながっていたと思います。

写真台帳はExcelなどでアナログ的に作成して管理していたので、事務所へ戻ってから作業して3日間程度かかっていました。それがPhotoructionを利用し始めてから、2時間で終わるようになりました。1番のピーク時の負荷を減らせるというのは本当にすごいですよね。そのおかげで残業がかなり減りました。

また今まで現場管理を2,3人で行なっていた場合、写真のデータはメールでのやり取りが主になっていたため、リアルタイムでの共有がなかなか難しかったのですが、Photoructionを使ったやり取りでリアルタイムにできるようになって、かなり時短になりました。また協力会社さんにも写真を撮ってもらうことができるようになって、写真の撮り忘れや重複なども防ぎつつ、情報の共有ができる点もみんな喜んでいます。

小西さん:

Photoructionの導入結果も含め、現在までに残業時間の削減は進んでいます。課題であった業務改革を進めていける兆しが見えているので、さらに改革を進めていきたいと思っています。

施工管理は夢のある仕事!働き方改革を促進し、目指す人を増やしたい

―フォトラクションに期待することと、今後の展望についてお聞かせください。

吉村さん:

施工管理はPhotoructionを使えば全て完結するようなサービスになると嬉しいです。

IT化が進み、便利になった反面アプリも増え煩雑化してきているので、現場で使う機能を全て組み込み込んでPhotoruction一つで完結できるようになると、ますます便利に使えるのではないかと思います。工事に関係する当社以外の企業さんもPhotoructionを利用していると、企業間でのやり取りももっと便利になり業界全体が変わっていくのではないかと思うので、利用企業さんが増えることを期待しています。

フォトラクションは、これからもっともっと成長してくと思いますので、建設業界が驚くようなことを私たちにも見せていただきたいです。

小西さん:

Photoructionのサービスは、現場を熟知した人が作っているのだな、現場で苦労した人が作ったのだなと感じました。そこはとても大切なことだと思っていて、現場を経験していないと分からない、現場に寄り添ったサービスをこれからも貫いていただきたいと思います。

全体的なことだと、働き方改革は2024年に向けて業界全体の課題になっていると思いますが、建設業自体が変わっていかないといけないと思っています。

当社では「YSSアカデミー」という社員のスキルアップのための社内大学があり、スキルアップできる環境も整えています。人手不足問題も取り沙汰されていますが、何もないところにモノを作り出すのはすごく夢があるし、施工管理って素晴らしい仕事だと思っています。仕事の素晴らしさを感じてもらい目指す人が増えていけるようになれば良いなと思います。 そして、社員がゆとりを持って働いていけるような環境を作り上げていけるように、働き方改革を進めていきます。

―今後も現場に寄り添ったサービスを提供してまいります。お忙しい中、貴重なお時間をありがとうございました!