アジア支社 新菱シンガポール 宗さん、上田さん、Raviさん
新菱冷熱工業株式会社
情報の特定や資料作成に時間がかかり作業負担が増えていた
―Photoructionを導入する以前の課題を教えてください。
上田さん(アジア支社 新菱シンガポール):
アジア支社新菱シンガポールの現場における品質記録作成過程において、現場で撮影した写真と場所の特定に時間がかかるなど担当者の負担が大きく、残業の常態化や担当者の力量により記録の出来栄えに差異が発生する等の課題を解決する必要がありました。
フォトラクションの建設業界への知見に期待ができ、グローバルな現場でも活用できる!
―数ある選択肢の中から、Photoructionをお選びいただいたポイントを教えてください。
上田さん(アジア支社 新菱シンガポール):
情報は1人が持っていても意味がなく、情報を共有して問題はみんなで改善していくことが重要であり、写真を使ってリアルタイムに情報共有ができ、工事進捗を把握する仕組みに魅力を感じました。
谷内さん(本社BIM推進室):
Photoructionは、操作が直観的で初めて使用した人でも使いやすく、英語の他多言語に対応しており、さらにBIM にも対応しているため、3D CADのデータを用いた施工管理や図面の閲覧ができるなど機能面がグローバルな現場でも活用できると考え導入を決めました。
また、現状の機能で報告や指示連絡のために現地の写真等を紐付けする手法は多く存在しますが、テクノロジーののみならず、親和性という意味で建設現場のことを理解しているメンバーが多く所属しているフォトラクションの開発陣に可能性を感じました。特にBIM 適合の開発にアイデアを形にしてくれることを期待しています。
直感的に使え情報共有が容易に!計画策定時のコミュニケーションや進捗把握にも積極的に活用、Photoruction BIMにも期待したい
―それでは、実際にPhotoructionを使った感想と、Photoructionに期待すること、今後の展望についてお聞かせください。
技術統括本部 BIM推進室 副室長 谷内さん
谷内さん:
次のステップとして、計画策定時に参考になる素材を写真に撮ってPhotoructionにあげる事を推進しています。現段階では、担当が変わった際、計画策定時の会話内容、参考資料、誰の提案なのか等の情報を探す事に時間を要し、過去のコミュニケーションを簡単に辿ることができていません。特に改修工事はこのような時間を要している場面が多くあり、全ての情報をPhotoructionにアップすれば、やりとりの履歴が残り、瞬時に過去の情報を共有する事が可能になる為、計画策定時のコミュニケーションとしての利用にも積極的に取り組みたいと考えています。
また、建設施工時の進捗把握にも効果的に利用できると考えています。今後、受託開発する際、国際会計基準になると工事進行基準の進捗確認に、事実確認の信憑性が要求される事が予想されます。工事完了報告書に記述するだけでは情報不足であり、現地現物確認することなく、図面と写真で信憑性のある情報を提供できるかが、キーポイントになってくると考えています。その為、工事した場所やその工事内容を写真とマッピングし、情報を精査していくことが今後必要となります。Photoructionでそれが叶えられると考えています。
その他に、Photoruction BIMの機能として、BIMパラメータからの情報連携を図る仕組みの確定も期待しています。例えば、BIMデータで一部の配管の場所をフォーカスしたら、その配管に関する確認したい情報が表示されると利便性の向上につながります。また位置認識を自動取得し、自分の場所の写真を撮ると、場所を特定した様々な情報が連携され、自動でチェック項目が出てくる仕組みはなどができることを期待しています。アノテーションの自動化をすることが出来ると、作業効率は格段に上がります。
グローバルな現場でも取り入れているので、国内外を問わずIT 技術を利用したコミュニケーションで、日々学ぶことが増え、伝えるスキルも身につき、作業時間が短縮でき、使う人が良いシステムだと感じてくれる事が大切だと考えています。
軽快な運用環境、直感的なアクセス、現場での操作性を見込んだ軽快な運用環境などは引き続き追求して欲しいと思います。
―Photoructionをより便利にご活用いただけるよう、今後もサポートをさせていただきます。お忙しい中、貴重なお時間をありがとうございました!