「もうPhotoructionと建設BPOは手放せない」 BPO機能で空けられた時間に、やるべき仕事へフォーカスできる環境づくり

社長室 主任  廣池 祐樹さん

神崎建設工業株式会社

設立33年になる総合建設会社の神崎建設工業株式会社様。公共事業、店舗開発事業から建設業をスタートし、現在では鉄筋コンクリート造の賃貸マンション「ユーミーマンション」事業を中心に、企画・設計・施工から入居管理、アフターメンテナンスまで一貫して責任を持つ「トータル賃貸管理システム」を確立。管理戸数約8,500戸の年間平均入居率は98%以上の実績を誇り、建設・管理で県内トップクラス、そして宮崎の皆様に愛されている地域密着型の企業です。 「Photoruction(フォトラクション)」を導入したきっかけや導入後の変化、今後の展望について、社長室 主任 廣池 祐樹さん、黒木 秀美さんにお話をお聞きしました。

写真管理、残業時間削減、教育体制の確立と3つの課題を叶えてくれるものが欲しかった

Photoructionの導入を検討された理由を教えてください。

廣池さん:
検討した最初のきっかけは、工事担当者のPCが故障し、写真データが抜き出せなかったことです。以前は、工事担当者各々に管理を任せていたため、ローカルのPCやUSB等で写真を保管しており、故障の内容次第ではデータを取り出せず苦労しました。そのため、クラウドサービスの検討を始めました。
当時、当社には大きく3つの課題があり、同時に全てクリアできるサービスを探そうと言うことになりました。
1つ目は、「クラウドでの写真管理」 
PC故障時に写真データを抜き出せないリスク以外にも、人によって管理ソフトも違い、その都度対応しなければならないことから、クラウドで管理することでその方法も統一したいと考えていました。
2つ目は、「残業時間の削減」 
当社では工事担当者の残業が目立っていたため、業務の見直しをしたいと考えていました。写真管理に限らず、担当者によってこだわりがあり、仕事内容は一緒でも、作業方法が違うなど実態が分かりました。この作業方法を標準化すれば作業時間をきちんと把握できるのではないかと思いました。
3つ目は、「若手社員の教育」 
これに関しても各工事担当者で作業方法が違うため、教え方も現場によって違いました。覚えることやルールも沢山ありますが、会社全体として統一されたものがなく、各現場の担当者の裁量に任せざるをえない状況でした。教育方法を統一することで、会社もその進捗を管理することができ、また、若手社員が逆に上の人に新しいアプリを教えることができる体制を整え、工事担当者間のコミュニケーションにもつなげたいと考えました。
これらの3つの課題の解決を目指してPhotoructionの導入を検討しました。

操作性が優れていて使いやすい、建設BPOとのセットで効率化が見込める!

―数ある選択肢の中から、Photoructionをお選びいただいたポイントを教えてください。

黒木さん:
3つの課題を解決できるものを探し始めたときに、施工管理に特化しているとういことをキーワードとして、他社さんも含め複数のサービスやアプリを比較検討しました。
その中で、Photoructionのアプリは直感的に使いやすいというのが最初の印象でした。アプリなどにあまり詳しくない社員や年配の社員でも、操作が簡単ですぐに覚えられるものが良いと考えていたので、使いやすさは、導入にあたって重要視していたポイントでした。
また、黒板に関しても担当者によって管理がバラバラ、記載する内容も違ったため、それを電子黒板で統一できるという点も条件でした。そして何より、PhotoructionはAIを活用したBPO機能で黒板の作成ができる所も決め手の一つです。Photoructionと建設BPOを使えば、月10時間程度の残業時間削減が見込めるという試算をすることができました。さらに、当社は、写真の枚数が多いのでクラウドで保存できることに加え、サーバー容量無制限という点も決め手になりました。

廣池さん:
今話があったように機能はもちろんですが、フォトラクションのサポートの素晴らしさも導入決定の決め手です。私たちは、アプリについては素人で、いざこれにしようと決めたとしても、社内稟議を上げるにはどういった情報が必要か、説明をどのようにすればより分かりやすいかなども不安でした。
フォトラクションは、導入前でもとても緻密なフォローで私たちに寄り添っていただけて、導入後のサポートもしっかりしていたので本当にありがたかったです。建設BPOに関しても、当社の課題にもある残業時間削減、業務効率化を目指すにあたり、なくてはならないものであると感じましたので、最初から導入を決めていました。

触ってもらうことが一番!事前理解を深めてもらうために説明会も開催

導入時に困ったことはありますか?また社内への導入をどのように進めましたか?

黒木さん:
トライアル前は、担当者によってやり方が違っていたので、各々の今までの慣習を変えていくのは難しいのではないかなと思っていました。
最初に使ってもらった社員は、トライアル前はあまり積極的ではなかったのですが、実際に使ってもらったら、「いいかも!」という小さな変化が生まれ、それがどんどん大きくなっているのを感じました。感想を聞いてみたら、今まで抱えていた課題がPhotoructionを使うと解決できるというのが分かったようで、これなら使えると思ってもらえたみたいです。やはり、Photoructionは、直感的に使えるので、まずは触ってもらうというのが良いなと思いました。また、導入前にも説明会などを開催して、理解を深めてもらうようにしたのも良かったと思います。今では、ほぼ全現場で積極的に使ってもらっています。また、使った人が現場で他の人に教えるという流れも生まれ、社内で広がっていきました。まずは実際に使ってみてもらうというのが導入時には良かったと思います。

現場も管理も業務効率ができ、時間を有効活用できるようになってきている

Photoruction導入後、どのような変化がありましたか?

廣池さん:
写真は全てクラウド化できたので、管理も楽になりました。また建設BPOとの連携で、現場の負担が少なくなってきています。もうPhotoructionと建設BPOは手放せないという声も上がってきています。建設BPOで黒板を作成していますが、自身での作成の手間が減った分、その時間に他の作業をすることができ、やるべき仕事にきちんとフォーカスできるようになってきています。
また、教育観点でも各現場それぞれのやり方を教えるということがなくなり、Photoructionをベースにして、それぞれの工程を教えることができるようになりました。それにより、教育方法が統一できて教える側の作業効率も上がりました。ある社員が、現場が途中で変わったことがあるのですが、その際もPhotoructionを導入していたから、違う現場に入ってもすぐに対応することができていました。今までは、現場ごとにやり方が異なっていた為、入る時にはまた学び直しをする時間が必要でしたが、Photoructionがあるので、引き継ぎや教育も簡単にできることができるようになりました。

また、当初3つの課題解決をメインに考えていましたが、他にも有効な使い方ができるということも分かりました。実際の検査時の話ですが、現場の検査担当者が急に退職することになり、検査の立会いを別の人が担当することになったことがありました。今までは引き継ぎに時間がかかる内容でしたが、この頃すでにPhotoructionを導入していたため、リアルタイムでの情報共有ができていたので、すぐに状況把握ができ検査も無事に対応することができました。
最初は工事部の業務改善をメインとしていましたが、他にも有効的な活用ができるというのが実証されました。

黒木さん:
現場で実際使っている人からは、スマートフォン一つで全てできるので、とても楽になったと言われています。今までは、いろんな機材を持っていかないといけなくて大変だったのですが、それが不要になったのも良いと高評価をもらっています。また、建設BPOはなくてはならないものになっています。BPO機能で空いた時間を他の業務にあてられるので、確実に業務の効率化につながっています。
写真撮影も今までは現場によってバラバラで、新しい社員が入ると、現場でつきっきりで教えることが必要だったのですが、Photoructionを使うだけで簡単に教えることができるようになりました。
Photoructionに統一されたことで、写真はクラウドに保存されるので、離れた事務所でもどんな写真を撮っているかリアルタイムで確認ができるようになったので、全体的な効率化にもつながっています。

単なる業務効率化ではなく、人材不足にもアプローチできるような未来を目指す

フォトラクションに期待することと、今後の展望についてお聞かせください

廣池さん:
Photoructionを導入し想定していた課題を解決できる流れはできたのですが、他の課題、例えば人材不足の解消などにも、効果的に使えそうな結果も見えてきました。工事部の業務改善からスタートしましたが、設計業務など現場以外の業務効率化にも活用できるのではないかと思っています。また、BIMの連携など、今後の機能拡充に期待しております。会社のシステムをPhotoructionを基軸として運用できるようになるとさらに効率化できるのではないかと思っています。

今後は、Photoructionを活用したあらゆる可能性を模索しながら会社全体の業務改善、さらには業界全体の人材不足の解消に向けた取り組みを展開していきたいと思います。

―建設BPO機能で業務効率化を加速させ、課題解決に向けて更なるお手伝いができると幸いです。お忙しい中、貴重なお時間をありがとうございました!