業務効率が向上!社員の適切なワークライフバランスの実現のためDX化を推進

左から山下さん、井上さん、荒井本部長、佐藤さん

旭建設株式会社

創業82年、2015年4月より新昭和グループの一員になり、商業施設、福祉施設・学校の分野に強みを持つ 千葉県を代表する総合建設業の旭建設株式会社。 「Photoruction(フォトラクション)」を導入したきっかけや導入後の変化について、導入担当の建設本 部本部長荒井和雄さん、安全・品質検査室山下満祥さん、現場担当の井上泰宏さん、 佐藤拓さんにお話をお伺いいたしました。

業務の効率化を図り業務時間の短縮を目指す

―Photoructionを導入する以前の課題を教えてください。

荒井本部長:

事業が急拡大したことにより、建築技術者の不足、勤務時間超過が課題となっており、働き方改革を進める中で、業務の効率化を図ることが急務だと感じていました。

少数精鋭で現場施工管理を行っているため、現場の写真・記録整理等の実務作業はどうしても若手社員に負担がかかってしまいます。現状は日中の点検・確認・指示など管理業務が終わった17時以降から行うことが多いため、勤務時間も長くなってしまう傾向があり、働き方改革の第一歩としてまずはその改善をしたいと思っていました。

コストパフォーマンスの良さと使い勝手の良さが決め手

―数ある選択肢の中から、Photoructionをお選びただいたポイントを教えてください。

山下さん:

社内で同様のサービスを提供している他社と比較検討・ヒアリングを行いました。実際に業務で活用する担当者からは、Photoructionは使うのが容易で業務の効率化に繋がるという意見が大半を占めていました。またPhotoructionはiOSでもAndoroidでも両方のOSで使えるというところは他社にない利点でした。またコストパフォーマンスも良いところが決め手になりました。

荒井本部長:

図面や打合せ簿などの分厚い資料を紙で持ち歩かなくて良いというところも現場の社員にとっては大きなメリットですね。その中で現場の社員からPhotoructionは使いやすいと高評価だったので、導入を決めました。

導入時のサポートのおかげで導入がスムーズに

―当社サービスを導入の際、困ったことはありましたか?

荒井本部長:

導入時、社員に操作説明をしないといけなかったのですが、多忙な現場若手社員を本社に集合させる時間を取ることが難しいと感じていました。なかなか時間が取れない現場もあったりもするのですが、そんな時にフォトラクションのCSの担当者が少人数の現場にもわざわざ出向いてくれて、懇切丁寧に操作説明をしてくれました。非常にありがたかったです。またWEB会議でも導入からその後のフォローアップを行って頂き、スムーズに導入することが出来ました。また、ヘルプデスクの対応も非常にレスポンスが良くて助かっています。

―実際にPhotoructionをどのようにご利用いただいていますか?

左から井上さん、佐藤さん、山下さん

井上さん:

現場では図面、施工図、写真の管理に活用しています。また、タスク機能を使って現場への指示を行っています。

佐藤さん:

メインで使っているのは写真管理機能ですが、図面や検査機能などの機能も使っています。

山下さん:

安全パトロールでも活用しています。安全パトロールでの指摘事項や好事例などをPhotoructionで撮影した写真を貼り付け、安全指示書を社内のグループウェアに掲載し、作業所関係者と最新情報共有に活用しています。

最新版の図面がすぐ分かる、情報のやり取りも容易に

―それでは、実際にPhotoructionを使ってみた上での感想を教えてください。

井上さん:

図面など紙で管理していた時、見ている人によって最新版の図面が違っていたりしたのですが、Photoructionはいつでも最新の図面を共有できるので便利です。またいつも図面や議事などの分厚い資料を紙で持ち歩かなくてよいというのは、現場には大きなメリットですね。質問がきてもその場でデータを確認して返事が出来るので、業務の効率化にもつながっています。

 佐藤さん:

黒板を持たなくて良いのと、電子黒板なので情報を予め入力しておくことが出来るところはすごく良いですね。今後は黒板に表示される項目が選択できるともっと使い勝手が良くなるかなと思っています。写真に関していうと、撮った写真に書き込みが出来るところが気に入っています。全体的にはPhotoructionを使い始めてから、現場の業務効率は上がったと実感しています。

荒井本部長:

新規着工現場で利用し始め、今は主に写真撮影及び整理に活用していますが、図面管理・検査関係の機能も一部使い始めています。非常に有用な機能と思われるので、活用している社員から水平展開を図っていきたいと思っています。また管理サイドとしても有効に活用していきたいと思い、現在展開を進めています。

社員のスキルの「見える化」を図るためにもDX化を推進していきたい

―それでは最後に、Photoructionに期待することと、今後の展望についてお聞かせください。

荒井本部長

荒井本部長:

弊社は「お客様に最高の満足を提供する、社会に必要とされる企業を目指す」を企業方針とし、お客様の「願い」や「思い」が込められた建物を「お客様が満足する品質を確保し、安全な施工で、工期内に納める。」という基本に忠実な生産活動を業務の目的とした事業を展開し多くのお客様に幅広く当社の技術をご提供して参りました。

一方で近年技術者不足、作業員の高齢化及びコロナ禍での環境変化などにより、働き方や生活様式が大きく様変わりし、業務のデジタル化やITインフラの整備の推進などが、喫緊の課題となってきました。

そのために業務の効率化、若手従業員の確保・定着及び女性が活躍できる企業環境の整備などに係る社員の適切なワークライフバランスを実現するために、Photoructionの幅広い活用及び新たなスキルマップや改定人事評価システムなどを導入し、社員のスキルの「見える化」など行ない、処遇の改善、人材の定着及び企業イメージの向上などを図って行くことが必要だと考えております。

今後も継続してDXを推進し、時代に合った業務の効率化を図り、品質ならびに安全性を高めて工事を行うことで企業としての成長を目指し、千葉県内をはじめ日本全体の明るい未来を願うとともに、建設業界が希望に満ちあふれ、益々発展していけるよう努力していきたいと思います。

 

―今後もDX化に向けサポートをさせていただければと思います。お忙しい中、貴重なお時間をありがとうございました!