工事写真アプリ10社の特徴を解説!建設現場の業務効率化におすすめのサービス

最終更新日:2025/02/21

建設テックの知恵袋 編集室

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サムネイル_工事写真アプリ

工事現場におけるデジタル化および業務効率化に欠かせない、工事写真アプリ。

工事写真アプリは、工事写真の撮影から管理まで、円滑な情報共有をワンストップで実現し、建設現場の生産性を向上します。

便利な工事写真アプリが続々と誕生しているため、搭載機能や利便性、料金プラン、実績などに注目し、最適な1社を選ぶことが重要です。

この記事では、工事写真アプリ10社の特徴と魅力をわかりやすく紹介します。

各社の工事写真アプリは、2024年12月3日時点での情報を掲載しています。

【目次】

工事写真アプリとは

工事写真アプリ1

工事写真アプリとは、スマートフォンやタブレットで利用する、建設現場の写真撮影・管理を効率化するためのアプリケーションです。

主な機能には、電子小黒板での撮影、写真の自動整理・保存、クラウドでの共有などがあります。

従来の手書き黒板やデジタルカメラを使用する方法と比べ、安全性の向上、業務効率化、データ管理の簡素化などのメリットがあります。

工事の進捗状況や品質管理の記録に活用され、施工現場の重要なツールとなっています。

工事写真アプリのメリット

工事写真アプリ3

工事写真アプリは、従来の手書き黒板とデジタルカメラを使用する方法と比べ、大幅な業務効率化を実現します。

具体的な導入メリットは、以下が挙げられます。

  • 現場への持ち込み機材の削減(カメラ、黒板不要)
  • 電子小黒板による安全な撮影
  • 写真の自動整理・クラウド保存による管理効率化
  • 撮影から台帳作成までの業務時間短縮
  • リアルタイムでの情報共有と進捗確認
  • 人的ミス(撮り忘れ、データ紛失)の防止
  • 品質管理や工事記録の正確性向上

特に写真の自動整理や台帳の自動作成機能は、事務作業時間を大きく削減します。

また、クラウド保存とリアルタイム共有機能により、現場と事務所間のコミュニケーションが円滑になり、プロジェクト全体の生産性向上につながります。

工事写真アプリの機能と選定ポイント

Photoruction_工事写真機能

工事写真アプリは、建設現場の写真管理を効率化し、品質管理や進捗報告を支援する多様な機能を提供しています。

以下の表は、工事写真アプリ選定時に搭載されていると便利な機能をまとめたものです。

「写真を撮る」「電子小黒板と紐付ける」というシンプルな機能だけではなく、撮影した写真をさまざまな情報ごとに自動整理する機能があると大変便利です。

電子小黒板撮影した写真に工事名、日時、作業内容などを自動的にデジタル表示
写真の自動整理現場や作業内容ごとにフォルダ分けやタグ付けを自動で行う
クラウド保存撮影した写真を自動的にクラウドにバックアップし、データ紛失リスクを低減
写真台帳自動作成撮影した写真から工事写真台帳を自動で生成
複数人での編集同じ写真台帳を複数人で同時に編集可能
電子納品対応電子納品形式での出力や改ざんチェック機能を提供
PC連携スマートフォンで撮影した写真をPCで編集・管理可能
コミュニケーション機能アプリ内でのチャットや掲示板機能により、現場間の情報共有を促進

工事写真アプリ10社の特徴を比較

ここからは、サービスの特徴や機能が異なる工事写真アプリを10社紹介します。

Photoruction(フォトラクション)

Photoruction_Service UI

Photoructionは、写真の自動整理機能や豊富な業務支援ツールを統合し、現場の生産性を向上させる総合施工管理プラットフォームです。

【このアプリのおすすめポイント】

  • 写真整理の自動化と写真の絞り込み機能で業務を大幅に効率化
  • 電子黒板、工程表、図面管理など多機能を搭載し、現場業務をオールインワンで効率化
  • 30万件以上のプロジェクト導入実績とスーパーゼネコンを含む幅広い企業での活用
  • AI-BPO機能で、工事検査前の黒板作成や検査ピン設置などの準備作業を削減し、大幅な生産性向上を実現

Photoructionなら、工事写真を撮影するだけで自動的に整理が行われ、さらに撮影日や撮影者、工種などで簡単に検索できます。また、電子黒板や台帳作成も容易で、現場での作業時間を大幅に削減可能です。

Photoructionは、現場での1人あたりの作業を月20時間削減し、報告作業にかける時間を99%削減した事例もあります。

令和4年度には、インフラDX大賞スタートアップ激励賞を受賞しており、実績と信頼を備えた工事写真アプリとなっています。

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運営会社株式会社フォトラクション
主な機能工事写真管理、電子黒板、工程表作成、図面管理、検査機能、タスク管理、BPO、共有機能、ストレージ連携、BIM
料金プラン初期費用:0円(カスタマイズやオプションにより変動の可能性あり)月額費用:利用者数に応じた月額料金 + オプション利用料金
公式サイトhttps://www.photoruction.com

KANNA(カンナ)

KANNA_Service UI
画像出典元:https://lp.kanna4u.com/

KANNAは、建設・不動産・製造業などの現場作業における生産性向上を実現する、直感的な操作性に優れたプロジェクト管理アプリです。

【このアプリのおすすめポイント】

  • 工事写真の管理から報告書作成までワンストップで完結
  • 初期費用・月額費用0円から利用できる料金体系
  • AppStoreで高評価を維持し、ユーザーからの支持が高い

KANNAの工事写真管理機能は、案件ごとに写真や図面を整理でき、共有したい写真にメモや情報を書き込むことができます。

スマートフォンやタブレットから工事状況をリアルタイムで共有できるため、現場関係者が事務所と現場を往復する手間と時間が省けます。

これまで50,000社以上の導入実績(無料版を含む)があり、現場にも経営にも支持されているアプリです。

運営会社株式会社アルダグラム
主な機能プロジェクト管理、デジタル帳票作成、案件管理、資料・写真管理、チャット機能、権限設定
料金プラン初期費用:0円ライト、ベーシック、エンタープライズプラン:料金は要問い合わせ
公式サイトhttps://lp.kanna4u.com/

サクミル

サクミル_Service UI
画像出典元:https://sakumiru.jp/

サクミルは、40〜60代の現場職の方向けにシンプルな操作性を特徴とするオールインワンの施工管理アプリです。

【このアプリのおすすめポイント】

  • 工事写真の管理から写真台帳作成、作業日報への反映までワンストップで完結
  • 30アカウント300GBまで月額4,400円(税込)〜という低コストで利用可能
  • 50代以上のユーザーを想定したシンプルで直感的な操作性

サクミルなら、案件ごとに写真や図面を整理し、検索フィルターで簡単に必要な写真を確認することができます。

また、スマートフォンやタブレットから簡単に写真の登録や作業日報の入力が可能で、現場での作業効率を大幅に向上させます。

アカウント30人分を月額4,000円〜利用できるため、導入・運用コストに優れたアプリです。

運営会社株式会社プレックス
主な機能顧客管理、案件進捗管理、ファイル管理、スケジュール管理、作業日報、
写真台帳作成、見積・請求管理、原価・粗利管理、経営レポート
料金プラン初期費用:0円
月額費用:4,000円(税別)/30アカウント(容量300GB含む)
公式サイトhttps://sakumiru.jp

現場ポケット

現場ポケット_Service UI
画像出典元:https://gempo.info/

現場ポケットはシンプルで使いやすい施工管理アプリで、35,000人以上の登録ユーザーを持つ建設業界で定評のあるサービスです。

【このアプリのおすすめポイント】

  • トークに投稿した写真をアルバムに自動反映し、リアルタイムで共有
  • キーワードタグ付け機能による効率的な写真整理と検索
  • 契約更新率95.50%と高い現場浸透率、充実したアフターフォロー

現場ポケットのグループチャット機能では、トークに工事写真を投稿するだけで、自動的にアルバムに反映されます。これにより、スマートフォンやパソコンからリアルタイムで工事写真を確認できます。

さらに、現場ポケットは工事写真の管理から日報作成、報告書作成まで一連の業務を効率化し、現場管理に必要な機能をオールインワンで活用できます。

運営会社株式会社アステックペイント
主な機能トーク機能、アルバム機能、日報機能、報告書作成機能、工程管理機能(オプション)、
写真管理・共有、写真撮影、工事写真台帳作成
料金プラン初期費用:0円月額費用:11,880円(税込)/ 月(年間契約の場合)
公式サイトhttps://gempo.info

蔵衛門(くらえもん)

蔵衛門_Service UI
画像出典元:https://www.kuraemon.com/

蔵衛門は、モバイルアプリ・パソコンソフト・データストレージを集約し、使い放題パッケージとして提供している建設DXプラットフォームです。

【このアプリのおすすめポイント】

  • AIを活用した自動仕分け機能による工事写真管理
  • 初期費用0円・月額費用0円からスタートできるフリープランあり
  • 日本トレンドリサーチで3冠を獲得、導入社数80,000社

蔵衛門の電子小黒板には改ざん検知機能が搭載されており、高いセキュリティを確保しています。AIによる自動仕分け機能で、電子小黒板の情報をもとに写真を自動的に整理し、効率的に台帳を作成可能です。

工事写真の撮影から台帳作成まで一連の作業を効率化できるため、現場と事務所間のコミュニケーションが円滑になります。

運営会社株式会社ルクレ
主な機能写真管理・共有、写真撮影、工事写真台帳作成、電子黒板、工事チャット機能
料金プランフリープラン:0円ライセンスプラン:1メンバー / 月額900円〜
エンタープライズプラン:1メンバー / 月額600円〜
公式サイトhttps://www.kuraemon.com/

ミライ工事アプリ

ミライ工事_Service UI
画像出典元:https://www.miraikoji.com/

ミライ工事アプリは、工事写真の事務作業をゼロにすることをコンセプトに開発された、電子黒板付き工事写真アプリです。

【このアプリのおすすめポイント】

  • 撮影から台帳の編集、出力までスマートフォンで完結し、現場で工事写真業務が完了
  • 無料版でも写真台帳の自動作成機能が利用可能
  • 電波の通じない現場でもオフラインモードで使用可能

ミライ工事アプリは、工事写真に特化したシンプルな機能設計により、操作の習得が容易です。

クラウド保存機能により、撮影した写真をリアルタイムで共有でき、工事写真台帳の作成期間を「数日→1日」に短縮した実績があります。

帰社後の写真整理時間を大幅に削減し、工事現場の生産性向上に貢献するアプリです。

運営会社株式会社ミライ工事
主な機能写真撮影、写真共有、写真台帳の自動作成、電子小黒板、クラウド保存、台帳のテンプレート機能
料金プラン初期費用:0円フリー:月額0円
個人プラン:月額990円(税込)〜法人プラン:月額2,750円(税込)〜
公式サイトhttps://www.miraikoji.com/

電子小黒板PhotoManager(フォトマネージャー)

電子小黒板PhotoManagerは、デジタル工事写真の小黒板情報の電子化に対応した工事写真アプリです。

【このアプリのおすすめポイント】

  • 工事写真のレイヤ化に対応し、注釈追加で伝わりやすい写真作成が可能
  • 改ざん検知機能・小黒板情報連携機能に対応し、国土交通省等の最新要領・基準に準拠
  • 初期費用・月額料金無料で利用可能(PC版は買い切り)

PhotoManagerなら、電子小黒板のサイズ・位置を自由に調整でき、小黒板の位置を気にせずに撮影可能です。また、撮影箇所に応じた電子黒板を事前に作成でき、現場での作業効率を向上させます。

工事写真撮影から整理、電子納品やアルバム印刷まで、一連の作業をスムーズに行うことができます。

運営会社株式会社ワイズ
主な機能写真撮影、電子小黒板、工事写真レイヤ化、写真共有
料金プランスマートフォンアプリ:初期費用/月額料金0円パソコン版:11,800円/1ライセンス(買い切り)
公式サイトhttps://www.wise.co.jp/quickproject/pmm/

現場DEカメラ LITE/PRO

現場DEカメラ_Service UI
画像出典元:https://www.genba21.com/genbadecamera/

現場DEカメラLITE/PROは、株式会社ビーイングが提供する、電子小黒板機能付きの工事写真カメラアプリです。

【このアプリのおすすめポイント】

  • 電子小黒板機能搭載で、撮影時の効率化と撮り忘れ防止を実現
  • 無料版と有料版(PRO)の2種類があり、ニーズに応じて選択可能
  • 各種クラウドストレージとの連携で、PCでの編集作業もスムーズに

現場DEカメラLITE/PROには、7種類の電子小黒板フォーマットが用意されており、テキストの位置やフォントサイズを自由に調整できます。

また、撮影画像の解像度設定や、撮影箇所ごとの図面・撮影枚数確認機能により、電子納品に適した工事写真の撮影が可能です。

運営会社株式会社ビーイング
主な機能電子小黒板、写真撮影、クラウドストレージ連携、解像度設定
料金プランLITE版:無料PRO版:3,000円(買い切り)
公式サイトhttps://www.genba21.com/genbadecamera/

eYACHO(イーヤチョウ)

eYACHOは、株式会社MetaMoJiがスーパーゼネコンと共同開発した、スマートデバイスで活用できる総合的な施工管理アプリです。

【このアプリのおすすめポイント】

  • PDFや写真上への手書き書き込みで、現場での柔軟な情報共有が可能
  • 電子小黒板付き工事写真の撮影から工事写真台帳作成までワンストップで対応
  • 協力会社やJVとの円滑なデータ共有を支援し、プロジェクト全体の効率を向上

eYACHOの工事写真管理機能では、電子小黒板付きの写真撮影から写真台帳の作成まで一貫して行えます。電子小黒板はカスタマイズ可能で、プロジェクトに最適化した内容で使用可能です。

工程管理に必要なTODO管理や各種帳票作成、打ち合わせ記録などの情報を集約して管理できるため、現場作業の効率化と品質向上の両方に寄与するアプリです。

運営会社株式会社MetaMoJi
主な機能写真・図面管理、電子小黒板、トーク機能、工程表、日報作成、他社アプリとの連携
料金プラン初期費用:330,000円(税込)ベーシック版:月額3,200円 / 1ライセンス〜
スタンダード版:月額4,620円 / 1ライセンス〜
プレミアム版:月額5,720円 / 1ライセンス〜
限定ユーザー版:月額1,320円 / 1ライセンス〜オプション:110,000円〜
公式サイトhttps://product.metamoji.com/gemba/eyacho/

SPIDERPLUS(スパイダープラス)

SPIDERPLUS_Service UI
画像出典元:https://spider-plus.com/

SPIDERPLUSは、鹿島建設や大林組などの大手建設会社も導入しているクラウドベースの図面管理・現場管理アプリです。

【このアプリのおすすめポイント】

  • クラウドで接続し、会社や事務所メンバーとリアルタイム連携が可能
  • 図面や写真のデータ化により、現場にはタブレット1台で対応可能
  • 1クリックで記録帳票の作成ができ、事務作業の大幅な効率化を実現

SPIDERPLUSの工事写真管理機能なら、写真帳票レイアウト機能により自由にレイアウトを変更でき、提出先に応じた帳票出力が可能です。

また、図面上への写真の貼付や、コメントや手書き入力により、現場状況を詳細に記録・共有できます。

複数現場の管理や図面・写真データの一元管理を可能とし、タブレット1台で社内のデータをどこでも閲覧できるようにします。

運営会社スパイダープラス株式会社
主な機能現場管理、写真・図面管理、図面データ化、日報・報告書作成、電子黒板、工事写真閲覧
料金プラン初期費用・月額費用:要問い合わせ
公式サイトhttps://spider-plus.com

まとめ

工事写真アプリは、建設現場における写真撮影から台帳作成、進捗管理まで、業務効率化を強力に支援するツールです。

この記事では、各アプリの特徴を詳しく比較しましたが、それぞれが持つ機能や利便性には明確な違いがあります。

自社の課題に最適なアプリを選択することで、現場での生産性向上やコスト削減を実現できます。

株式会社フォトラクションが提供する『Photoruction』は、写真の自動整理機能や多彩な業務支援ツールを活用し、現場作業時間を大幅に短縮する革新的なソリューションです。

電子小黒板や台帳作成などの機能が充実しており、施工管理のデジタル化に最適です。初めての導入にも対応しやすく、多くの企業から信頼を得ています。

建設現場のデジタル化を進めたい方は、ぜひ『Photoruction』の無料資料をダウンロードして、詳細を確認してみてはいかがでしょうか。

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