NETIS(ネティス)とは?制度の概要や活用のメリットを紹介
最終更新日:2026/01/08
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建設テックの知恵袋 編集室
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NETIS(ネティス)は、国土交通省が推進する新技術情報提供システムです。
建設業界における新技術の登録・共有を通じて、公共工事の効率化や安全性向上、コスト削減を実現する制度として注目されています。中には、「現場で使える新技術がなかなか見つからない」「コストや工期の見直しに悩んでいる」という方もいらっしゃるでしょう。
この記事では、NETISの概要や活用メリット、登録製品の探し方まで詳しく紹介します。
【目次】
- NETIS(ネティス)とは?
- NETISの登録番号と評価記号
- NETISを利用するメリット
- NETIS登録製品の探し方と活用の流れ
- PhotoructionはNETISでVE評価の施工管理アプリ
- まとめ
NETIS(ネティス)とは?

NETISは、公共工事の効率化や安全性向上、コスト削減が期待できる点で注目されています。
ここでは、NETISの概要や目的、仕組みについて紹介します。
NETISの概要
NETIS(新技術情報提供システム)は、国土交通省が建設業界における新技術の情報共有と活用を促進するために運営している公的なデータベースです。
民間企業や研究機関などが開発した新技術を登録し、誰でも閲覧・検討できる仕組みです。登録された技術は、公共工事の入札や施工計画に活用され、現場での技術導入をサポートします。
NETISは、技術の普及や業界全体の生産性向上を目指しており、最新の施工方法や製品の情報が集約されています。
NETISの目的
NETISの目的は、建設業界における新技術の普及と活用を促進し、公共工事の質と効率を高めることです。
具体的には以下の通りです。
- 公共工事の生産性向上を実現し、工期短縮やコスト削減を図る。
- 施工の安全性を高め、現場のリスクを低減する。
- 業界全体の技術力の底上げと革新を推進する。
- 新技術の導入により、施工品質や環境配慮の向上を促進する。
- 入札や施工計画における技術選定を支援し、より良い工事環境を整える。
NETISは、現場の課題解決と業界全体の発展に貢献することを目指しています。
NETISの仕組み
NETISは、主に技術提案型、テーマ設定型、施工者希望型の3つの活用型で構成されています。
以下にNETISの仕組みを表形式でまとめています。
| 活用型 | 内容 | 活用方法 |
|---|---|---|
| 技術提案型 | 企業や研究機関が新技術を登録 | 公共工事での技術活用を促進 |
| テーマ設定型 | 国土交通省が課題やテーマを設定し、技術を募集 | 課題解決に向けた技術導入 |
| 施工者希望型 | 施工者が求める技術を登録・活用 | 現場ニーズに合った技術選定 |
登録された技術は公共工事の入札や施工計画に活用され、効果や安全性が評価されます。
技術情報は誰でも閲覧・検討でき、公共工事の技術選定や施工管理をサポートします。
NETISの登録番号と評価記号

NETISの登録番号と評価記号は、登録された技術の識別や評価に使われる重要な情報です。
ここでは、登録番号と評価記号の意味や提供される情報を紹介します。
登録番号の意味と情報
NETISの登録番号は、登録された技術を識別するための一意の番号で、技術ごとに割り当てられます。
アルファベット2文字で始まり、その後に6桁の数字が続く形式です。
たとえば、「KT-200062-VE」の場合、最初の「KT」は関東地方整備局を示しており、続く「20」は技術が登録された年度の西暦下2桁(2020年度)、そして「0062」はその整備局で登録された技術の順番となります。
このように、登録番号を読むことで、どの地方整備局で、何年度に何番目に登録された技術かが一目でわかります。
評価記号の意味と情報
NETISの評価記号は、登録技術の評価段階や信頼性を示す重要な情報です。
評価記号は登録番号の末尾に付くアルファベットで、技術の活用実績や評価結果を一目で確認できます。
主な評価記号とその意味は以下の通りです。
| 評価記号 | 意味・説明 |
|---|---|
| -A | 登録後の評価段階にある新技術。評価情報が一定数以下で、今後の活用が期待される。 |
| -V | 既に評価が実施された技術。従来の実施要領による評価が行われた技術で、現在は「VE」または「VR」に移行している。 |
| -VE | 評価済み技術のうち、継続調査が必要ないと判断された技術。公共工事での実績や性能が認められ、信頼性が高いとされる。 |
| -VR | 評価済み技術のうち、継続調査や経年確認が必要とされた技術。今後の検証や評価が求められる。 |
| -AG, -VG | NETISの掲載期間が終了した技術。新技術ではなく一般技術とされる。 |
評価記号を確認することで、技術の信頼性や活用メリット、公共工事の入札・工事成績評定での加点対象なども判断できます。
NETISを利用するメリット

NETISを活用することで、工事成績評定の加点や現場の安全性向上、コスト削減などさまざまなメリットが期待できます。
ここでは、NETISを利用する具体的なメリットについて解説します。
工事成績評定で加点される
NETIS登録技術を活用すると、公共工事の工事成績評定で加点されるメリットがあります。工事成績評定は、施工業者の技術力や実績を評価する仕組みで、NETIS登録技術の導入は評価項目の一つです。
この加点は入札時の評価に反映され、競争力の向上や受注機会の増加につながります。特に評価記号が「VE」や「VR」の技術は、継続的な実績や安全性が確認されているため、より高い加点につながりやすいです。
NETISの活用により、入札での競争力強化や受注機会の拡大が期待できるでしょう。
施工の安全性が高まる
NETIS登録技術は、公共工事における施工の安全性を高める効果があります。
登録される技術は、国土交通省の地方整備局や第三者機関による評価や実績調査を経ており、安全性や信頼性が確認されています。現場でこれらの技術を導入することで、従来の施工方法では難しかったリスク管理や事故防止が可能です。
特に評価記号が「VE」や「VR」の技術は、継続的な実績や安全性が確認されているため、より安心して活用できます。また、施工方法や機材の標準化も進み、作業員の負担軽減やヒューマンエラーの防止にもつながります。
NETIS技術の活用は、公共工事の安全対策を強化する上で有効な手段の一つです。
施工コストや工期短縮が期待できる
NETIS登録技術を活用することで、施工コストの削減や工期短縮が期待できます。
登録技術は、効率的な施工方法や省力化・省人化を実現するものも多く、従来の工法に比べて人件費や資材費の削減が見込めることがメリットです。
また、標準化された施工手順や機材の導入により、作業効率が向上し、工期の短縮にもつながります。
NETIS技術は、公共工事のコスト管理や納期遵守を強化する上で有効な手段の一つです。
品質や環境配慮の向上が見込める
NETIS登録技術の活用により、公共工事の品質や環境配慮の向上が期待できます。
登録技術は第三者機関や国土交通省による評価を経ており、信頼性や実績が確認されています。
これにより、従来の工法では難しかった高品質な施工や、環境負荷の低減が可能です。特に、省資源や省エネルギー、廃棄物削減につながる技術も多く、持続可能な施工環境の実現に貢献します。
また、標準化された施工手順や機材の導入により、作業の精度や均一性も高まり、品質のばらつきを抑制できます。
NETIS技術の活用は、公共工事の品質向上と環境配慮の両立に大きく役立ちます。
NETIS登録製品の探し方と活用の流れ

NETIS登録製品は、公式サイトで簡単に見つけることができ、技術を活用する際には新技術活用計画の作成・提出が必要になります。
ここでは、NETIS登録製品の探し方と活用の流れについて詳しく紹介します。
NETISのサイトで技術を検索する
NETIS登録製品は、NETISのサイトでキーワードや分野、評価記号などを指定して簡単に探せます。
技術の概要や活用事例、評価記号、導入方法などが閲覧可能で、現場のニーズに合った技術を効率的に見つけることが可能です。
技術検索は、誰でも無料で利用可能で、技術の詳細や導入実績、関連情報も確認できるため、自社の工事に最適な技術を選ぶことができます。
技術情報を比較・検討する
検索で見つけたNETIS登録技術の情報を比較・検討し、自社の工事に最も適した技術を選定します。
以下の項目を比較することで、効果やリスクの違いも明確になります。
- 技術の概要
- 評価記号
- 活用事例
- 導入コスト
- 施工方法
- 安全性
- 工期短縮効果
現場のニーズや予算、工期に合った技術を選ぶことで、工事の効率化やコスト削減につながります。
また、過去の導入事例や実績を参考にすることで、リスクの予測や対策も立てやすくなり、安心して技術を導入できます。
ID/PW取得
NETIS登録製品の活用には、まずID/PWの取得が必要です。
ID/PWは施工者が発行申請後、発注者が申請を承認することで発行されます。ID/PWは、申請時のメールアドレスに通知が届くため、正確に入力することが重要です。
技術活用提案日は、基本的に施工計画書の提出日や技術提案日とします。
新技術活用計画を作成・提出する
NETIS登録技術を導入する際には、新技術活用計画を作成・提出する必要があります。
この計画書は、技術の概要や導入方法、期待される効果、リスク対策、工期やコストの見込みなどを記載し、発注者に提出します。ID/PW取得後、技術を活用する前に速やかに作成・提出することが求められ、工事完了後は対応が難しくなるため注意が必要です。
また、活用する新技術の全てにおいて、新技術活用計画書の作成と提出が必要となります。
実施報告書・活用効果調査票を提出する(A、VR技術のみ)
A、VR技術を活用した場合、実施報告書と活用効果調査票の提出が必須です。
実施報告書は技術導入の経緯や施工状況を記録し、活用効果調査票は経済性、工程、品質、安全性、施工性、環境の6項目について、従来技術との比較で効果を記入します。
施工状況の写真も添付が必要で、原則として施工前・中・後の状況がわかるようにタイトルを付けて提出します。提出は工事期間終了前、新技術活用が終わった時点で速やかに行い、そのあとは技術の評価会議に向けた事後評価の基礎資料として活用される流れです。
内容に不備がある場合は、修正依頼が発注者から施工者に伝えられるため、正確な記載と早めの提出が求められます。
PhotoructionはNETISでVE評価の施工管理アプリ

『Photoruction』は、NETISでVE評価を受けた施工管理アプリです。
VE評価の技術は継続的な実績や安全性が確認されており、Photoructionはこの技術を活用することで、工事成績評定の加点や入札での競争力向上をサポートします。
さらに以下のアプリの機能により、施工管理に必要な機能を一元化し、業務の属人化を解消して生産性を大幅に向上させます。
具体的には以下の機能です。
- 現場の写真管理
- 書類作成
- 電子黒板
- 工程表管理
- タスク管理
- 協力会社連携
- 電子納品
また、Photoructionはクラウド型BPO機能を搭載しており、ノンコア業務を自動化することで、現場の作業員が本質的な業務に集中できる環境の実現が可能です。
リアルタイムで施工状況を共有し、進捗や品質を可視化できるため、工事の安全性や品質管理も強化されます。さらに、国際的なセキュリティ基準を満たしたクラウド環境で運用されており、データの安全性も確保されています。
Photoructionは、DX推進と生産性向上を両立する、建設業界の次世代施工管理ツールとして注目されているアプリです。
まとめ
NETISは公共工事の革新を支える新技術情報提供システムで、工事の効率化や安全性、コスト削減に大きく貢献しています。
中でもVE評価を受けた技術は信頼性が高く、入札や施工管理の強化にも役立ちます。
公共工事での品質向上や環境配慮のためにも、また工期短縮やリスク管理の強化のためにもNETISの技術を活用するのがおすすめです。
『Photoruction』は、このNETIS VE評価技術の施工管理アプリとして、現場のDX化を加速します。
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